aqua green noon
こちらはBL妄想小説、及びイラストサイトでございます。
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「aqua green noon」 へ、ようこそいらっしゃいました。
何のお構いも出来ませんが、ごゆっくりと楽しんでくださいね。

メインは長編物語「green house」です。
どうぞ、目次から、おはいり下さい。
「aqua green noon」 は、
サイアートが更新いたしております。
純愛がテーマになってくると思います。
激しいものはほとんどありませんが、もし楽しんで頂けるテキストがあれば幸いです。
カテゴリ・目次などでどうぞお好きなものを選んで、楽しんでくださいね。
文字をお好きな大きさに変えられます。
コメントや感想など、一言でも頂けると、嬉しく思います。
テキストの更新は月・水・金。
イラストは出来あがったらアップしたいと思っております。
よろしくお願いします。
※ 当ブログでの物語はすべてフィクションです。実際の人物や団体とは一切関係ありません。
※ 当ブログの文章、及びイラスト等の無断転載は固くお断りいたします。
saiart
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裸になってもすごいんです…そうでもねえ(;´Д`A ```
宿禰凛一プロフィール
凛一くんは痩せてます。
高2の現在、178センチ52kgです。
体脂肪7パーセント
血液型B
誕生日4月14日
え〜と…あと、なんかいる?
好きなタイプ?…巧い人、もしくは素直な奴。www

載せてなかったイラがあったので、急遽アップ。別にプロフィールをしたいわけではなかったのだが…(;´▽`A``
プロフィール追加…www
好きな食べ物、嫌いな食べ物…好き嫌いは割と少ないけど、和食党かな?揚げだし豆腐は好物。反対に辛いものは苦手。キムチとか、激辛カレーは無理。
ゲーセンにいくとなんのゲームをしたがるか…オンラインでの格ゲー。結構強いけど、ゲームにはそんなに嵌ってない。目が悪くなるので。因みに両目1、2です。
幽霊は信じてるかいないか…小さい頃見たので信じてる。今でも時々何か感じる。梓か母親かなあ〜と思っている。
プロ野球ではどこのファン…野球よりバスケ。只今低迷だがシカゴ・ブルズファン。
オカマさんに告られたらどうしますか? …「サテュロス」にいた頃は、良く告くられ〜の、誘われ〜のしてました。にっこり笑って、「また今度ね」と、言うと、それで引き下がってくれた。
以上でよろしい?

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凛一くんは痩せてます。
高2の現在、178センチ52kgです。
体脂肪7パーセント
血液型B
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ゲーセンにいくとなんのゲームをしたがるか…オンラインでの格ゲー。結構強いけど、ゲームにはそんなに嵌ってない。目が悪くなるので。因みに両目1、2です。
幽霊は信じてるかいないか…小さい頃見たので信じてる。今でも時々何か感じる。梓か母親かなあ〜と思っている。
プロ野球ではどこのファン…野球よりバスケ。只今低迷だがシカゴ・ブルズファン。
オカマさんに告られたらどうしますか? …「サテュロス」にいた頃は、良く告くられ〜の、誘われ〜のしてました。にっこり笑って、「また今度ね」と、言うと、それで引き下がってくれた。
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green house〜 宿禰凛一 「Swingby」 9
9、
俺の胸に頭をもたげて眠りにつくミナを、俺はしっかりと抱きしめていた。
ミナの規則正しい呼吸音と、上下する胸の動きが俺の肌を通してはっきりと感じる。
この愛しき者。
愛するという事はこれ程までに、優しくいたわり、守りたいと感じるものなのだろうか。
俺はミナを悩ませるすべてのものから守ってやりたいという保護欲にかられている。
今まで関わってきた多くの大人たちも、こんな思いで俺を見つめていたのだろうか。
俺がこれまで貰ってきた数々の愛情とは、ここまで深く熱いものだったのだろうか。
慧や梓が俺に与えてきた愛情と、俺がミナに感じる愛情は何が同じでどこが違うのだろうか…
慧は…こんな風に眠る俺を抱きながら見つめたことがあるのだろうか…
…変だ。慧は兄貴なのに。
俺がミナを思う気持ちと慧一の俺への愛が同じではないはずだ。だが、少なくとも俺がミナを幸せにしたいと願う気持ちと、慧の俺を思う気持ちは似かよってはいるはずだ。
俺はミナの前では誠実であり続けよう。
もし、ミナが俺を嫌いになっても…もし、いつか別れが来るとしても、俺の中に生まれたミナへの愛情は消えることはない。
決して無いと誓える…
ミナの頬に翳る睫毛の影を見つめ、そして、俺はゆっくりと目を閉じた。
翌日、昼近くになって起きたミナと一緒に食事を取る。
「なんだか…恥ずかしいよ。リンったらひとりで起きてこんなにちゃんとした朝食を用意しているんだもん。おれの立場がない」
「朝食じゃなくて、昼食だろ?いいんだよ。ミナは初心者で色々と疲れているんだから」
「…や〜らしい言い方…」
「ミナのアノ時の声ってさあ、すげえそそるし、たまんねえもんがあるよ」
「リ、リンっ!」
「まあ、いいから食べなさい。どうせ、今日も明日も休みなんだから」
眼鏡を上げながら慌てるミナを押さえ、俺は出来たてのオムライスを目の前に差し出した。
「ごちそうさまでした」
きれいに食べ終えたミナが手を合わせる。
「ミナ、これから何する?折角の晴天だし、どっか出かける?」
食後のコーヒーを飲んでいるミナに問うと、ミナは黙ったまま下を向く。
「…」
「なんだよ」
「リンと、ここに一緒に居たい…」
「…」
Tシャツから出た色白の首がピンク染まっている。こいつは、天然の色仕掛けをしてくる。
全く…
「じゃあ、俺の自宅は二人だけの秘密の花園ってことで、毎週末泊まりに来いよ。めちゃめちゃかわいがってやるからさ」
「…そ、そういう意味じゃない」
「嘘」
俺は白けた視線でミナを睨んだ。するとミナは慌てて釈明する。
「…う、そだけど…じゃなくて…月曜に校内模擬があるから、三上に言われているんだよ。宿禰にしっかり勉強させるように」
「…あ?…嘘」
「…嘘じゃないし」
そっぽを向くミナの口唇が心なしか尖っている。
三上の件は絶対嘘だなあと思い、まあかわいいからいいやと納得して、拗ねるミナの指を自分の指と絡めると、こっちを向いたミナが綺麗な顔で笑った。
「愛してるよ」と、囁く。
ミナは頬を染めて「お、おれも…あ、いし、てる」と途切れ途切れに言うから堪らなくなる。
立ち上がってミナに近づき、椅子から立ち上がらせたミナを抱きしめる。
「腹も満たしたことだし、ね、セックスしよう」と、提案。
ミナは戸惑いながらもゆっくりと頷く。それを確かめると、リビングのソファに導き、ミナを寝かせた。
Tシャツの裾を捲くって、撫で回す。ミナは頭を擡げたまま、すこしだけ憂いを帯びた目で俺を見る。
「ミナはここ、結構感じるよね」撫でた臍の上辺りを舐めた途端、スンと鼻に抜けた声を出す。
嫌がられない事に気分良く、そのままジャージとパンツを下ろすと、慌てたミナが「リ、ン…頼むから、その前に、キスさせて」と、請う。
早速のおねだりに、俺は何度も甘い応えを返した。
ミナは自分で眼鏡を外し、両腕を俺の首に回すと、もう一度じっと見つめる。
「もうひとつお願い」
「なに?」
「お、わったら…」
「ら?」
「…勉強しようよ」
「…は?」
「おれ、リンと付きあって成績落ちたと思われたくないし、リンにもそうであって欲しいんだ。いいだろう?」
「…了解、しました」
成績と俺たちが付き合うことの関連性に疑問を持たないではないが、まあ、ここはミナの論法に譲歩しよう。
こういうミナも堪らなく好きになってしまっているのは事実だ。
受験勉強に精を出すべき高2の俺達が、勉学に励むのは至極当然。
そして、頭を使ったら、身体もね。
休日の二日間、俺とミナは、セックスをしたら勉強。勉強に飽きたらセックスの繰り返しだった。
セックスの指南は俺。そして勉学の教師はミナ。
お互いの役割は大いに役立ち、お互いの人生を豊かにした…と、思えるんだが…
校内模試の結果は…勿論ミナは断トツでトップ。俺は…文理合わせてトップ10入りを果たした。
真に恋の力とは恐ろしい…
8へ
リンミナシリーズはこちらからどうぞ。目次へ
ここからスイングバイ、加速します!…したい…多分…がんばる(;´Д`A ```

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俺の胸に頭をもたげて眠りにつくミナを、俺はしっかりと抱きしめていた。
ミナの規則正しい呼吸音と、上下する胸の動きが俺の肌を通してはっきりと感じる。
この愛しき者。
愛するという事はこれ程までに、優しくいたわり、守りたいと感じるものなのだろうか。
俺はミナを悩ませるすべてのものから守ってやりたいという保護欲にかられている。
今まで関わってきた多くの大人たちも、こんな思いで俺を見つめていたのだろうか。
俺がこれまで貰ってきた数々の愛情とは、ここまで深く熱いものだったのだろうか。
慧や梓が俺に与えてきた愛情と、俺がミナに感じる愛情は何が同じでどこが違うのだろうか…
慧は…こんな風に眠る俺を抱きながら見つめたことがあるのだろうか…
…変だ。慧は兄貴なのに。
俺がミナを思う気持ちと慧一の俺への愛が同じではないはずだ。だが、少なくとも俺がミナを幸せにしたいと願う気持ちと、慧の俺を思う気持ちは似かよってはいるはずだ。
俺はミナの前では誠実であり続けよう。
もし、ミナが俺を嫌いになっても…もし、いつか別れが来るとしても、俺の中に生まれたミナへの愛情は消えることはない。
決して無いと誓える…
ミナの頬に翳る睫毛の影を見つめ、そして、俺はゆっくりと目を閉じた。
翌日、昼近くになって起きたミナと一緒に食事を取る。
「なんだか…恥ずかしいよ。リンったらひとりで起きてこんなにちゃんとした朝食を用意しているんだもん。おれの立場がない」
「朝食じゃなくて、昼食だろ?いいんだよ。ミナは初心者で色々と疲れているんだから」
「…や〜らしい言い方…」
「ミナのアノ時の声ってさあ、すげえそそるし、たまんねえもんがあるよ」
「リ、リンっ!」
「まあ、いいから食べなさい。どうせ、今日も明日も休みなんだから」
眼鏡を上げながら慌てるミナを押さえ、俺は出来たてのオムライスを目の前に差し出した。
「ごちそうさまでした」
きれいに食べ終えたミナが手を合わせる。
「ミナ、これから何する?折角の晴天だし、どっか出かける?」
食後のコーヒーを飲んでいるミナに問うと、ミナは黙ったまま下を向く。
「…」
「なんだよ」
「リンと、ここに一緒に居たい…」
「…」
Tシャツから出た色白の首がピンク染まっている。こいつは、天然の色仕掛けをしてくる。
全く…
「じゃあ、俺の自宅は二人だけの秘密の花園ってことで、毎週末泊まりに来いよ。めちゃめちゃかわいがってやるからさ」
「…そ、そういう意味じゃない」
「嘘」
俺は白けた視線でミナを睨んだ。するとミナは慌てて釈明する。
「…う、そだけど…じゃなくて…月曜に校内模擬があるから、三上に言われているんだよ。宿禰にしっかり勉強させるように」
「…あ?…嘘」
「…嘘じゃないし」
そっぽを向くミナの口唇が心なしか尖っている。
三上の件は絶対嘘だなあと思い、まあかわいいからいいやと納得して、拗ねるミナの指を自分の指と絡めると、こっちを向いたミナが綺麗な顔で笑った。
「愛してるよ」と、囁く。
ミナは頬を染めて「お、おれも…あ、いし、てる」と途切れ途切れに言うから堪らなくなる。
立ち上がってミナに近づき、椅子から立ち上がらせたミナを抱きしめる。
「腹も満たしたことだし、ね、セックスしよう」と、提案。
ミナは戸惑いながらもゆっくりと頷く。それを確かめると、リビングのソファに導き、ミナを寝かせた。
Tシャツの裾を捲くって、撫で回す。ミナは頭を擡げたまま、すこしだけ憂いを帯びた目で俺を見る。
「ミナはここ、結構感じるよね」撫でた臍の上辺りを舐めた途端、スンと鼻に抜けた声を出す。
嫌がられない事に気分良く、そのままジャージとパンツを下ろすと、慌てたミナが「リ、ン…頼むから、その前に、キスさせて」と、請う。
早速のおねだりに、俺は何度も甘い応えを返した。
ミナは自分で眼鏡を外し、両腕を俺の首に回すと、もう一度じっと見つめる。
「もうひとつお願い」
「なに?」
「お、わったら…」
「ら?」
「…勉強しようよ」
「…は?」
「おれ、リンと付きあって成績落ちたと思われたくないし、リンにもそうであって欲しいんだ。いいだろう?」
「…了解、しました」
成績と俺たちが付き合うことの関連性に疑問を持たないではないが、まあ、ここはミナの論法に譲歩しよう。
こういうミナも堪らなく好きになってしまっているのは事実だ。
受験勉強に精を出すべき高2の俺達が、勉学に励むのは至極当然。
そして、頭を使ったら、身体もね。
休日の二日間、俺とミナは、セックスをしたら勉強。勉強に飽きたらセックスの繰り返しだった。
セックスの指南は俺。そして勉学の教師はミナ。
お互いの役割は大いに役立ち、お互いの人生を豊かにした…と、思えるんだが…
校内模試の結果は…勿論ミナは断トツでトップ。俺は…文理合わせてトップ10入りを果たした。
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green house〜 宿禰凛一 「Swingby」 8
8、
この間のリベンジと言うミナの言葉を本気にしてもいいのか…本当のところ、俺は混乱していた。
「相手の事を一番に考えてやれ」と、言った慧一の言葉は正しい。だからこそ、今度は間違えないように、俺はミナを導かなくてはいけない。
リビングで落ち着かないミナの様子を眺めながら、こいつはこいつの中で色んな思いと決意を持って、ここまで来たのだろうと思った。
その勇気に俺は応えなきゃいけない。
ミナの望みを俺は適えさせてあげたい。
…ふと思った。
俺は今まで、他人に対してこんな風に思いやったり考えたりしたことはない。月村さんの時だって、あの人を救いたいとは思っていた。だけど、それは自分と言う存在をあの人に認めさせたくて…俺に救う力があると思い上がっていて…あの人を思いどうりにしたかっただけじゃないのか?でも俺の力なんかちっぽけなもんで、結局あの人は自ら「死」を選んでしまった。俺は自分の無力さを嘆いたけれど、そんな力は初めから持っていなかったんだ…
…いや、違う。もっと根本的な何か…月村さんは俺に何を求めていた?
「ねえ、リンのお兄さんってリンに良く似てかっこいいね」
シカゴで撮った写真を、パソコンの画面で眺めているミナが、俺を見る。
俺は初めてミナに俺の生い立ちを話し始めた。
亡くした母の事や慧や梓のこと、俺がどんな風に育ってきたかを、今こそ話すべきだろう。
ミナは本当の俺を知りたがっている。
俺はまだ悩んでいた。俺は…男でも女でも受けでも攻めでも、そのことで自分のプライドが傷つくという経験はない。そこまで考えが及ばないぐらいに俺自身が幼稚だったからだ。
ミナはどうなんだろう。
ミナは俺が…ミナを抱いてもいいと思っているのだろうか。男としてのプライドは傷つかないのだろうか。
俺と繋がりたいと言ったミナを、俺はどういう風にするのが一番いい方法なのだろう。
一緒に夕食を作って食べて、風呂に入って、ベッドで寝る。
当たり前の事なのにひとつひとつが嬉しい。ミナといると口元が緩んで仕方が無い。
少し緊張したミナが俺を見つめる瞳が好きだ。少しむくれて唇を尖らして俺を睨む表情もいい。普段は透き通るように白い肌を真っ赤にして恥らうのもミナには相応しい。
…俺を見て微笑むミナが、愛しい。
ミナは俺が思っている以上に俺に癒しをくれる。
こいつは俺を…愛してくれているのかな…
裸になったミナの身体を触る。
ミナは素直に反応を寄こしてくる。
怯えながらしがみ付くのもたまらなくかわいい。
大事にしたい。
怖がらせないように、色々と話をして聞かせると、素直に耳を傾け、一生懸命に答えを探す。
こいつはとても純粋だ。
俺がそれに…手をつけてもいいのか…
それはミナにとって正しい選択なのか…
この子の人生を狂わすものではないのか…
俺は、ミナの限りない選択できる未来への道を狭めてはいないだろうか…
…月村さんが俺を抱かなかった理由…それはこういう事ではなかったのか?
あの人は自分の死を知っていた。
だから俺の中に自分を記憶させる事をしなかった…それが…あの人の想いじゃないのだろうか…
あの人は俺に自分を忘れて欲しいと言った。
俺の為を想って…そうじゃないのか?
ミナの身体が俺の下で熱くなる。ミナの手が足が俺に絡みつく。
熱い…
ああ、大好きな、大事な、愛しいものを、俺はこの身体で抱きしめ、抱きしめられ、ひとつになっていく。
「リン、好きだ…大す、き…」
切なさと甘さを孕んだミナの声が耳に響く。
そうして、何度も俺の名を、呼ぶ。
「リン…リン、おれ、幸せだ、よ…」
途切れ途切れに吐くミナの言葉に、俺の鼓動が止まる。
…幸せだったと言った。
幸せだとあの人は言ったんだ…
俺は、俺は彼を救った?
…そうなのか?だったら俺は…
死んでいった月村さんを俺が救った。そして俺は月村さんの死に縛られてしまった。だけど、違う…月村さんが俺を縛っていたんじゃない。俺が…俺自身が月村さんの「死」から逃れられないでいただけなんだ。
「リン…好き、だ…」
揺らされながら必死で叫ぶミナがいとおしい。
この浄化する者…
ああ、…俺は…
俺は、ミナに救われている。ミナが俺を救ってくれている。
ミナの「愛」によって、俺は「死」の鎖からやっと…やっと解き放たれるんだ…
ミナ…ミナ…俺はどうしようもなく頼りない人間だ…人の気持ちもわからないまま、好き勝手に我侭し放題で生きてきた。それが許されると思い込んでいた。
それを否定しようとは思わない。だけど…おまえには、おまえだけには、俺は信頼される人間でありたいと願う。
ミナ…おまえを俺の一生の恋人と…誓ってもいいか?
「愛してる…」
俺はミナの中に自分のすべてを注ぎ込み、そして、「愛」という感情をミナに捧げた。
7へ /9へ
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この間のリベンジと言うミナの言葉を本気にしてもいいのか…本当のところ、俺は混乱していた。
「相手の事を一番に考えてやれ」と、言った慧一の言葉は正しい。だからこそ、今度は間違えないように、俺はミナを導かなくてはいけない。
リビングで落ち着かないミナの様子を眺めながら、こいつはこいつの中で色んな思いと決意を持って、ここまで来たのだろうと思った。
その勇気に俺は応えなきゃいけない。
ミナの望みを俺は適えさせてあげたい。
…ふと思った。
俺は今まで、他人に対してこんな風に思いやったり考えたりしたことはない。月村さんの時だって、あの人を救いたいとは思っていた。だけど、それは自分と言う存在をあの人に認めさせたくて…俺に救う力があると思い上がっていて…あの人を思いどうりにしたかっただけじゃないのか?でも俺の力なんかちっぽけなもんで、結局あの人は自ら「死」を選んでしまった。俺は自分の無力さを嘆いたけれど、そんな力は初めから持っていなかったんだ…
…いや、違う。もっと根本的な何か…月村さんは俺に何を求めていた?
「ねえ、リンのお兄さんってリンに良く似てかっこいいね」
シカゴで撮った写真を、パソコンの画面で眺めているミナが、俺を見る。
俺は初めてミナに俺の生い立ちを話し始めた。
亡くした母の事や慧や梓のこと、俺がどんな風に育ってきたかを、今こそ話すべきだろう。
ミナは本当の俺を知りたがっている。
俺はまだ悩んでいた。俺は…男でも女でも受けでも攻めでも、そのことで自分のプライドが傷つくという経験はない。そこまで考えが及ばないぐらいに俺自身が幼稚だったからだ。
ミナはどうなんだろう。
ミナは俺が…ミナを抱いてもいいと思っているのだろうか。男としてのプライドは傷つかないのだろうか。
俺と繋がりたいと言ったミナを、俺はどういう風にするのが一番いい方法なのだろう。
一緒に夕食を作って食べて、風呂に入って、ベッドで寝る。
当たり前の事なのにひとつひとつが嬉しい。ミナといると口元が緩んで仕方が無い。
少し緊張したミナが俺を見つめる瞳が好きだ。少しむくれて唇を尖らして俺を睨む表情もいい。普段は透き通るように白い肌を真っ赤にして恥らうのもミナには相応しい。
…俺を見て微笑むミナが、愛しい。
ミナは俺が思っている以上に俺に癒しをくれる。
こいつは俺を…愛してくれているのかな…
裸になったミナの身体を触る。
ミナは素直に反応を寄こしてくる。
怯えながらしがみ付くのもたまらなくかわいい。
大事にしたい。
怖がらせないように、色々と話をして聞かせると、素直に耳を傾け、一生懸命に答えを探す。
こいつはとても純粋だ。
俺がそれに…手をつけてもいいのか…
それはミナにとって正しい選択なのか…
この子の人生を狂わすものではないのか…
俺は、ミナの限りない選択できる未来への道を狭めてはいないだろうか…
…月村さんが俺を抱かなかった理由…それはこういう事ではなかったのか?
あの人は自分の死を知っていた。
だから俺の中に自分を記憶させる事をしなかった…それが…あの人の想いじゃないのだろうか…
あの人は俺に自分を忘れて欲しいと言った。
俺の為を想って…そうじゃないのか?
ミナの身体が俺の下で熱くなる。ミナの手が足が俺に絡みつく。
熱い…
ああ、大好きな、大事な、愛しいものを、俺はこの身体で抱きしめ、抱きしめられ、ひとつになっていく。
「リン、好きだ…大す、き…」
切なさと甘さを孕んだミナの声が耳に響く。
そうして、何度も俺の名を、呼ぶ。
「リン…リン、おれ、幸せだ、よ…」
途切れ途切れに吐くミナの言葉に、俺の鼓動が止まる。
…幸せだったと言った。
幸せだとあの人は言ったんだ…
俺は、俺は彼を救った?
…そうなのか?だったら俺は…
死んでいった月村さんを俺が救った。そして俺は月村さんの死に縛られてしまった。だけど、違う…月村さんが俺を縛っていたんじゃない。俺が…俺自身が月村さんの「死」から逃れられないでいただけなんだ。
「リン…好き、だ…」
揺らされながら必死で叫ぶミナがいとおしい。
この浄化する者…
ああ、…俺は…
俺は、ミナに救われている。ミナが俺を救ってくれている。
ミナの「愛」によって、俺は「死」の鎖からやっと…やっと解き放たれるんだ…
ミナ…ミナ…俺はどうしようもなく頼りない人間だ…人の気持ちもわからないまま、好き勝手に我侭し放題で生きてきた。それが許されると思い込んでいた。
それを否定しようとは思わない。だけど…おまえには、おまえだけには、俺は信頼される人間でありたいと願う。
ミナ…おまえを俺の一生の恋人と…誓ってもいいか?
「愛してる…」
俺はミナの中に自分のすべてを注ぎ込み、そして、「愛」という感情をミナに捧げた。
7へ /9へ
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