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2019-11

ユエとエーギルのお話の半分ぐらいのあらすじ - 2009.01.09 Fri

場所はラサイマ公国…
ユエ・イェンリーは6年ほど前、公国の庭先に傷だらけで倒れていた。見かけない身なりと風体の為、交戦国のスパイと嫌疑を掛けられ、絞首刑の寸前のところ、公国の神官、エーギル・フェネス・スクルドの神託により無罪とされる。
当時の公主はエーギルの進言により、ユエを臣下として異例な高位を与える。
当時(今も)ユエはここに来る以前の記憶を失ってはいるが、自分が人間ではないという事は感じているし、強大な魔力を持つことも理解している。
しかし、自ら魔力を封じ込んでおり、人間としての生活に不満はない。
それどころか、神官であるエーギルとの蜜月に味わったことのない安らぎを感じていた。

エーギルは公主になるべく生まれついたが、生まれつきの盲目であり、また神託により神官の身になった。
回りの敬意や愛情に育まれて過不足なく育っていった所為か、自身で何かを望むという欲はほとんど無い純粋培養である。
盲目とはいえ、神託を受ける際は、神の目で普通の人間と同じように見える為、自分の姿や他人の姿も把握出来ていた。
神託により、ユエの姿を目にしたエーギルは、ひどく混乱した。いわゆる一目惚れというわけだ。神官はひとりの人に執着してはならず、結婚は許されてはいないが、未熟な人間がそんな節度を守れるはずもなく、大概の神官は恋人や連れ合いがいる。
エーギルは根が真面目なものだから、ユエに対する感情が神官としては持ってはならないものだと自制するも、押さえきれなくなる時もある。
初めての恋に理由もなく涙する…ブラコンの弟メトネ・レヴィスが「おにいさま、どうして泣くの?」と首を傾げる。
「わからない…わからないけれど…涙が止まらない。この目は何も見えないというのに…」
「泣かないで、おにいさま。私まで泣いてしまう…」
…オトメンな兄弟…わらww

まあ、そうこうしているうちに3年程経ってから、やっとふたりは結ばれるわけだ。
「私は生まれて初めて欲しいと願ったものがある。ユエ・イェンリー…あなたです」ポッ…となるわけだ~

そういう物語を書けたらいいけど、オリキャラカップル小説を全部書いたらめっちゃ長くなるんで、こうやってあらすじだけでも話していけたら、自己満足です(*^_^*)

yuee-giru


本人達の紹介は、ヤフーブログ「heavenward」(右横のリンクを見てね)の書庫、「みんなで作るゲームのオリキャラ」にあります。
No.74 神官 エーギル・フェネス・スクルド
No.97 軍師 ユエ・イェンリー 

リュウとメトネのお話 1 - 2009.01.26 Mon

リュウとメトネのお話 1

やっとユエを探し当てたと思ったら、ユエは人間の国の舵取りなんぞを偉そうなツラしてやっていやがる。
血だらけになりながら、本気で俺をその人間から凌ごうと必死になって。
おい、おまえは「魔界の四天王の青き雷」と恐れられていたんじゃねえのか。
なんでそんなか弱い人間に固執する必要がある。
俺は頭を捻る。
あの男は利でしか動かない奴じゃなかったか?
何故、あの神官…エーギルとか言ったな…を命がけで守ろうとする。
「彼を愛している。エーギルを守りたい」
「己の責務、同士、お前を慕う者達すべてを捨てて、そのひとりの人間を選ぶというのか?」
「…そうだ」
「わかった…では…リュウ・エリアードの名の下に、ユエ・イエンリーを魔界から追放する。そしてこの先、10年間の命とする」
「じゅ…う、ねん…そんな駄目だ!ユエ!」
「今すぐここで殺されても誰も咎める者はいない。10年もの時間をおまえらにやろうって言うんだ。文句はなかろう」
「わかった」
「いやだっ!ユエ、私はそんなのは許さない」
「エーギル、お前が口を挟む話じゃない。これは魔界の契約の話だ」
「…だが…それでは…あんまりだ。十年なんて…私の命と交換出来ないのか?」
「…人間の命に何の価値がある」
「エーギル、もういい。あの魔宝をお前の身体に根付いたままにしておいたのは、私が…お前の傍にいたいという想いがあったからだ。それを取り除けば、お前の目が見えることも知っていた…なのに出来なかった。お前に私の本性を見透かさせるのが怖かったからだ。それでも傍に居て欲しいとおまえが望むなら、一日でも十年でも私には充分に嬉しいのだから」
「ユエ…」

…馬鹿か…この恋わずらいの盲目野郎どもが…
十年でも短いのはわかっている。単に嫌がらせだよ。くそっ!
「ああ、わかったよ。おまけでプラス40年にしてやるよ」
「リュウ」
「コレで人間と同じ寿命ぐらいにはなんだろ?もうお前には愛想付かされたから、後は知らない。好きにしろ」
「リュウ…感謝する」
「…但し対価は頂くよ。そいつをね」
俺は先ほどの戦いで流血の中に倒れている人間を指差した。
「や、やめてくれっ!メトネには手を出さないで!たったひとりの私の弟だ!」
「大事なものじゃないと価値というものは意味をなさないものなんですよ。神官どの…」
「…」
「それとも、これ以上の人間の血を流す方を選ぶのかい?この国の長は」

そういうわけで、この人間の国の公主殿はたった今からこのリュウ・エリアードの貢物となった。
リュウとメトネ2

よくよく考えたら、何と言う勝手な話だ!www


引き続き、メトネ日記はこちらから
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プロローグ

「彼方の海より…」 メトネ日記 - 2009.02.02 Mon

「彼方の海より…」  メトネ日記

魔族の長であるリュウ・エリアードに連れ去られたラサイマ公国の公主だったメトネ・レヴィス・スクルドが、魔界での生活を赤裸々に書き残した日記。

…どうでもいいだろうが…メトネはメモ魔であるが、そうしなければならない理由がある。
では、行き当たりばったりで始めよう…
大体攫われて半年後ぐらい…としようか。

「この世の誰よりも…君を愛す」

私がここ、魔界に来て一番驚いたことといえば、書物の類が一切無いことである。
何故無いのかを、この家の一切を仕切る執事役のラシュマーに尋ねたら、魔族には一度見たらすべてを記憶する能力が備わっていて、必要な時はそれを取り出せばいいので、メモすらしないという。
では、手紙とかは無いのか?と聞いたら、それはあるが紙などは使わないと言う。

そういえば、リュウに仕事の依頼が来る時、光の珠みたいなものが現れて、リュウがそれを受け取り、両の手の平を開くと青白く光が浮かび上がり、リュウの目がチカチカと光る。
何かを読んでいるようだった。それが終わると光は消え、その珠自体も消える。
あれが手紙なのかもしれない。

しかし、私にはそんな能力はないので、ここで自分のすべき仕事は、色々と書き残したいと我儘を言って、雑記帳を作ってもらった。
嬉しそうに書き綴っていると、リュウが横で呆れた口調で言う。
「本当に人間とは非力だ。記憶する。それすら出来ないとは…メトネ、お前らの寿命が短くて良かったな」と。

人間と魔族の寿命は大幅に違う。
人間は60年生きれば長寿な方。魔族は500年以上も生きることも珍しくないという。
しかし、実際はそんなに生きられないらしく(魔物や戦争の為)能力の弱い者は長くは生きられない。
リュウはもう300年は生きているという。
ラシュマーに言わせれば、リュウ・エリアードは初代からの四天王のひとりであり、最も魔力を持った魔族だと言う。他の四天王は代替わりが結構あるみたいだけど。

魔族は年は取るが、その能力で自分の気に入った時期の体型を保つことが出来、殆どの魔族は少年か青年の様な形容をしている。
そういえば此処に来て以来、観る魔族の方達はみんな綺麗だ。今気づいた。遅い…

そのかわり死んだ時は、その年齢の姿に変わり果てるので(魔力が消えるから)干乾びた酷い姿を晒さない為に、死期を悟ればその魔族は姿を消すと言う。
誰にも看取れないで、亡くなるのは一寸可哀想になる。

ラシュマーは人間界での魔法のような力は魔族界では生まれ持った能力であり、呪文すら必要とするものではないと言う。
つまり人間のそれとは比較するな、と、いう事らしい。

魔族の方達は、一応に人間が嫌いなので、私の姿を見るだけで、軽蔑した顔で近寄ってこない。
犯されないだけマシだとラシュマーが教えてくれた。
「おまえはリュウのお気に入りだから、特別なんだよ」

…特別と言われると嬉しいのは、やはり私がリュウを好きだからなのだろう…


今日の日記終り。


こんな感じで好きなだけ書いていきます。


metone1

イラストはラサイマ公国公主の頃のメトネ。お坊ちゃんです。21歳なのだが童貞www


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「彼方の海より…」 メトネ日記 2 - 2009.02.03 Tue

メトネ日記 2

魔族であるリュウ・エリアードが「魔界の死神」と呼ばれたのを最初に耳にしたのは、彼の姿を初めて見た瞬間だった。

公主である私と神官長の兄、エーギル・フェネス・スクルドが統治するラサイマ公国は穏やかな肥沃な土地に恵まれ、隣国の巨大国家エイクアルド国のような華やかさも歴史も無いが、緻密な外交により、平和が保たれていた。
私達の両親は私に公主の座を譲ると、地方に隠居したまま、政治とは無関係な地位にある。
私は其れなりの帝王学は受けたつもりだが、この国はまだ若く、なにより私自身が自分が思うよりもずっと無知だった。
それでも…いつも優しくお互いを支えあうように生きてきた兄上と、この国で生きるのは幸せだった。


あの日…宮殿のどこそこから何かの衝撃と地鳴りが足元から響き、同時に多くの人々の叫び声を聞いた。
回廊の扉に急ぎ向かおうとすると、廷臣達が身体を張って止めようとする。
「何が起こっている!」
私は叫んだ。
「わかりません。ただ…何者かが…神殿に…」
「神殿?兄上のおられる神殿に…」
「恐ろしい妖気を感じます。メトネ様はここに居られるように、ユエ殿に命じられております」
「ユエは…」
「エーギル様のおられる神殿へ」
「私も行こう。なにやら嫌な予感がする」
私は臣の手を払い、神殿へ急いだ。

神殿の有様を見て驚愕した。
神殿の扉から北半分が瓦礫の山を築いている。
大きくはないが瀟洒に建てられた私と兄が大好きな神聖なる場所が目を覆いたくなるほどに壊されていた。
竦む足をなんとか前に出しながら、階段を上り詰めて、私は神殿の儀式が行われる祭儀室に向かった。
そこに続く階段、廊下には凄惨な光景が広がっていた。
多くの神官と兵士が血を流し、また身体のどこかが引きちぎられたまま息絶えていた。

気を失いかけながらも私は祭儀室の扉を開け、エーギルの姿を探した。
広間の中央に背中を向けたユエ・イェンリーが剣を構えたまま立っているのが見えた。その背中越しに…白い衣を纏った姿をみとめた。

エーギルは…神官の玉座に凭れるように倒れこんでいる。
「兄上っ!」
叫ぶ私を案じるかのようにユエが私を振り返る。
「メトネっ!此処へは来るなっ!」
「…」
恐ろしい怒号だった。

「別に…いいぜ、俺は。そいつがおまえの大事な奴なら、尚更血祭りにあげてみようか。お前の罪が少しは軽くなるかもしれない」
「やめろ!リュウ・エリアード!死神めっ!」
リュウ・エリアードと呼ばれる者は黒い服に細身を包んで、太陽の逆光に黄金の髪を靡かせてただそこにあった。
影に隠れて面立ちははっきりと見えなかったが、残虐な笑みと傲慢な態度。
それを凌駕する魔力の恐ろしさに身体が震え、私は後ずさりながら壁際に背中を付けた。
立っているだけなのに足の震えが止まらない。

この存在は一体何なのだろう。
いきなりもたらされたこの災いは…
私達はどこかで何か間違った事に気づかないでいたのだろうか…

思わず目を瞑った。
「兄さま…」

エーギルをもう一度確認しようと目を上げた時、その悪魔が私に向かってくるのが判った。
身が竦んだまま動けない私に代わって、ユエが立ちはだかり、リュウ・エリアードに向かって何かを投げつけた。
その…銀のダガーはリュウの左手を貫き、真正面の壁に突き刺さった。

貫かれた左の掌から、赤い血が滴っている。
左手を壁に縫いとめられ、自由が利かないはずなのに、リュウは痛みも感じないかのように、少し笑っている。
まるで楽しんでいるかのように…

「面白いけどなあ~おまえは俺より遥かに弱いんだよ、ユエ・イェンリー…」
彼は自由な右手でゆっくりとタガーを抜くと、血の付いた刃を舐めた。

「ユエ、俺は教えなかったか?敵にトドメを刺す時は、心の臓か、眉間を狙えって。お前は相変わらず甘い男だ。それじゃあ一生俺には勝てないぜ。まあ元々そんな性質じゃあなかったな…」
「リュウ…もうやめてくれ。私の命はやる。だから…」
「おまえの命どうこうじゃないんだよ…大体俺は能無しのおまえにはもう興味がないからな」
リュウはそのダガーを手にしたまま、私に近づいてくる。

私は…恐怖で腰が抜けて、その場にへたり込んだ。
ユエは私を守るように私の前に立ちはだかったままだ。
「…近寄るな。私は私の大事なものの為に命を張る覚悟だ」
「人間にか?…いいさ、好きにやれば。俺も好きにやらせてもらう。この地上でも魔界でも俺が摂理となるわけだからな」
「…」
「だからおまえには痛い思いをしてもらわなければな…」

銀のダガーが輝きを放って私に向かって振り下ろされる…そう感じた瞬間、私は意識を放した。
そうしなければ、私は息絶えていたことだろう。

意識が消える瞬間、「魔界の死神」の凍るほどの冷たい顔が、今まで見たどんな美しいものよりも何故か美しいと、感じていた。




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あ~なんか自分的にはこういう文章懐かしいなあ~
昔はこんなんばっか書いていたんで。
しかし語彙は確実に減っているので表現が全然たりませんね~あははは
BLがない?もうちょっと先かな~
今から芳緑の仕上げにかかって、あと病院だよ~雨降っているんでめんどい


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「彼方の海より…」 メトネ日記 3 - 2009.02.05 Thu

メトネ日記 3

気が付いた時、目の前には兄上がいた。私を腕に抱き、心配そうに覗き込んでいる。
「メトネ…やっと気が付いたのだね…どこか痛いところはない?」
安心したような顔を見せて兄エーギルは微笑んだ。
私はその目を見て何かが違うと悟った。
「あ、兄上…目が…見えるのですか?」
エーギルの瞳は盲いた時のそれとは違い、はっきりと私の姿を眼に映している。
「…ああ、そう…色々あったんだ。私の中に潜んでいたものを…全部…リュウ・エリアードが抜き取ってくれたんだ。そしたらね…見えるように、なったんだよ、メトネ…」
エーギルの言葉は良く理解できなかったが、私が気絶している間に何かがあって、兄上の目が見えるようになった…その事実は確からしい。

「…そうだったの。良かった…本当に良かった。兄様の目が見えるのは私にとっても何より喜ばしいことです」
私は兄上に笑いかけた。が、兄上は黙ったまま、沈んだ顔で私を見つめるばかりだ。
「何か…あったの?」
私は身体を起し、周りの様子を伺う。

夕暮れの燃える太陽の輝きが割れたステンドグラスの隙間から射し込んでいる。
ステンドグラスの反射と相まって美しい色で私達の身体を映していた。

ゆっくりと起き上がってみると、丁度、壁の影になっているあたりでユエと…リュウ・エリアードが互いに向き合って何かを話している風に見えた。

「兄上、この災いは終わったのでしょうか。あの悪魔はもう私達に危害を加えない?」
「メトネ…それは……そうだね。多分、これ以上は酷くはならないと思う…けれど…おまえが…」
「え?私?…私が何か…」
それ以上続かない言葉が私を不安にさせる。

「はっきり言ってやれ。ガキじゃないんだからなあ」
知らぬ間にリュウ・エリアードが私の目の前に立ち、揶揄するように笑う。
「公主殿。おまえがこの国の犠牲になるって話」

「…言っていることが良くわからない」
「俺がおまえを貰い受ける事で、こいつらもこの国も許してやろうって話だよ。全く時化た話だがな。仕方ない。こちらも急いでいるんだ。おまえで我慢してやるよ」
「…」
リュウの話している事が、何のことかさっぱりわからない。
「兄様、私には良くわからないのですが…」
「メトネ…リュウ・エリアードがおまえを…魔界に連れて行くと言うんだ」
「ただ連れていくんじゃあない。生かすも殺すも奴隷にするも俺の機嫌次第。勝手にするって言っているんだよ。生贄っていうもんはそういうもんだろ」
リュウが嗜虐的に笑う。私は我慢できない気持ちで一杯だ。

「メトネ…おまえに幾ら謝っても許されることじゃない。だけど、私にはそれを止める力がない…すまない、私は無力だ」
「兄上…お願いですから泣かないでください」
「メトネ…この契約は私にとても承服できかねる話だが…今はどうすることもできない。辛抱して欲しい」
「ユエ…」
跪き私に騎士の誓いを立てるユエの姿に、私は自分の決断を知った。

「ふたりとも…心配なさらずとも大丈夫です。私は公主なのですから、この国を守る為に命を投うのは当たり前の事。この身で贖えるのなら喜んで捧げましょう!」
手の震えを押さえながらも、私は精一杯明るい声を張り上げた。







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