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2009-10

あとがき - 2009.10.08 Thu

水川青弥編「引力」が終りました~
あとがきです~

まず、朔田さんから急遽引き継ぐ事になりまして、朔田さんのファンの方には非常に申し訳なく思っています。
何がって…いや、もうそれは文才の無さで~(;´∀`)もうしわけない!精一杯やっても所詮とんびはとんびでございます~~(=^‥^)_旦~~ お茶でもどぞ

ミナの印象も随分変わってしまったと思いますが、これは仕方ないですね。書く人が変わりゃ、キャラも変わるだろ~よ(居直り_s(・`ヘ´・;)ゞ..)

自分もミナを書かなきゃならん!と、なった時にもう、これは自分なりのミナでいくしかないと思いました。
私の感じるミナは、本当に普通の高校生の男子です。頭はいいかも知れないけれど、特別変わったところはないんですね。だから受けであっても、男なんです。リンに対する考え方も、守ってもらおうじゃなくて、自分が守りたいです。
そういうところを今後も書いて行きたいですね。

リンは両性具有的なキャラだから、どっちにもなれる。だから難しいけれど、魅力的です。非常にあぶなかっしいので、襲われたり襲ったり…こいつは色々やりそうな気はする。まだなんも考えていないけど。
ミナは正直やっかいな奴を恋人に選んだな~という気がします。
美間坂さんあたりだったらどんなにか、楽だったろうと。

と、いうわけで、今後もこの「green house」は続いていきますのでよろしくお願いします。

rinmia2

次の「green house」はリン編「swingby」の予定。
空港からの後だね。


でもその前に…色々書かせて~(○ `人´ ○) タノンマスー!

あと、こうやまみかさんからのプレゼントでタニス・リーの「闇の公子」の2次元小説「三日月の公子」を書いていただいているので、それが完成したら、こちらにも置かせていただきます。
もちろんイラストもたっぷりと…
今から描きます(; ・`д・´)


追記…
小説とは全く関係ない話ですが、この機会に…

自分はイラストブログで自分のオリジナルキャラを主体に描いてきました。
人様の小説のイラストを描こうとか描きたいとか思ったことは、ほとんどないです。
それは商業誌であってもこういうサイトの方の小説であってもです。
しかし、今年の春、伽羅さんの企画で描かせて頂き、自分の拙い絵を見て、色んなお話を描いて頂き、そのテキストを読んでみると、イラストの影響力の凄さというものをまざまざと感じたんですね。
まったく自分では考えられない話を、あの絵を見て想像されることに敬服しました。
なら、やっぱりそれだけイマジネーションを沸き起こすイラストを描くという意味をこちらも深く考えなければならないと思い、修行も兼ねて、色んな小説のイラストを描くことにしました。

正直、絵はまだまだ下手です。BL商業誌も殆ど読まないため、どんな絵柄が流行りなのか、またどういう絡み方がいい見せ方なのか、わかりません。
自分の絵柄が人様にどう映っているのかさえ、よく判断できないです。
まったくエロい絡みじゃないのにエロく見える。
それが一番の狙いではあるんでしょうが、絡み絵も巧くなりたいですね。
色々と描けていけたらいいと思います。

まあ、自分のキャラを描くのが一番楽しいんだけどね~

そういうわけで、これからもイラスト、文章、とも頑張っていきます。
正直ね、どっちも描けるって、これが一番お得だと思う。
みなさんもお試しになって欲しい。
だって、自分の考えたキャラを自分で描けるんだよ?どんだけ幸せかって話だよね~

でも出来ない方もいらっしゃるのなら…自分でよかったら相談してくださいね~
たまに…機嫌が良かったら受け付けますo(*^▽^*)oあはっ♪

水川青弥 「引力」 21 - 2009.10.08 Thu

21、
 終わった後、おれ達はベッドに横になり、静かに向かい合っていた。
 ふたりとも何も着ていない。薄い毛布にくるまっているだけだ。

 おれはリンを見つめた。
 リンの伏せた長いまつげが濡れている。

 リンは泣いた。お互いにイッた後、彼はおれの身体に突っ伏したまま、身体を震わせてしばらく泣いていた。
 理由は聞かなかった。
 それはおれが触れてはいけないリンのプライドだと感じたからだ。

 リンは繊細だ。とても複雑で深いいくつもの層を持っている。
 その奥を押し開いても彼は喜ばない。
 リンの思いはリンのものだ。
 
 おれにとって一番大事なことはリンと繋がれたことだ。
 それだけで良かったはずだった。
 だけど…リンとのセックスは想像以上だった。
 リンが好きだ。愛している。はっきりとそう感じてしまった。
 おれはこの男を失いたくない。
 愛とは独占力なのかな。リンをおれだけのものに…ひとり占めしたいと思っている…
 おれの前でリンが他の奴のことを思うのは嫌だ…
 今まで感じた事なかったのに…
 きっとこんなことを考えているとリンが知ったら、おれを見損なうかもしれない。
 おれは姑息な男だ。リンに嫌われないためにはどうしたらいいかと、考え始めている。
 まだたった一度繋がっただけの関係なのに。

「ミナ…眠らないのか?」
 リンが目を開けておれを見る。慣れてしまっているはずなのに、その眼差しにドキリとする。
「あ…うん。なんか興奮しているからかな。眠たくならない」
「そう…じゃあ、少し話そうか?」
「うん」
 リンはいつもの顔に戻って、おれに腕枕を差し出し身体を寄せた。

「初エッチの気分はどう?」
「すごく…嬉しいよ。なんというか…初めての相手がリンで良かった」
「なんだよ、それ。他の奴ともやる気満々って言ってるみたいじゃないか」
「違うよ。そういう意味じゃない。今までのリンを好きな思いと、した後のリンへの想いが…なんか違う気がする。深くなった感じ。それを感じられたのはリンと繋がったからだ」
「そう、良かったよ。もうやりたくないって言われたらどうしようかと思った」
「リンこそどうなんだ?おれは、あの…良かった?」
「ん?なにが?」
「…」
 判っているのに言わせたがる。こういうところは相変わらず意地悪だ。
「おれで感じられたかって聞いてるんだよ。もう!本当に、リンは意地が悪い」
 軽く胸を叩くと、リンは参ったという風に顔をしかめ、そしてゆっくりとおれの顔に触れる。

「…俺はミナとの初めてのセックスを思い出にはしないよ。たぶん…思い出にはならないと、思う」
「どういうこと?」
「ただ想いが、残るんだ。いつまでも。ここにね…」リンは自分の胸を押さえ、目を伏せ言葉を続ける。
「その想いは、思い出にはならずに死ぬまで残っているんだ」
「リン…」
「つまりは…すごく良かったってことだ。安心しな。ミナの身体は俺とは相性がいい。気持ちよかった。いっぱい色んなワザを試して、どんどん開拓しよう。そんでミナの性感帯ってさあ…」
「もういい!もう、わかったから…」
 おれはリンの口を押さえた。どこまでが冗句でどこまでが本気なのか…
 そういうとこも嫌いじゃないのが癪に障るんだが。

「眠れないのなら、羊でも数えようか?そうだ、いいこと思いついた。羊の代わりに、お互いの好きなところを数えよう」
「…それ、けっこう難しいかもしれない」
「まあ、いいじゃん。じゃあ俺から始めるよ。…眼鏡美人のミナが好き」
「…」
「ほら、おまえの番だ」
「…これって恥ずかしくない?」
「恥ずかしいからいいんだよ。こういうなんてことのないことが、心にずっと残るのさ」

「…じゃあ、…リンは潔い。男らしい。すごくかっこいい」「ミナ、一個ずつだよ」「あ、ゴメン」「眼鏡も似合うが、眼鏡をはずしたミナも美人だ」「見かけばっかりだ。見かけならリンが上。非の打ち所のない容姿。光源氏だ」「それ、褒めてない。ミナはピュアだ。混じり気が少ない原石。加工するのがもったいないが、出来るなら俺が光り輝かせてやりたい」「加工って…なんか怖いな…リンは見目だけでなく、魂も美しいんだ。おれはそこに惹かれる」「…美しくなんか、ないけどね…ミナの方こそ…そうだね、ミナは素直に見えてひねくれてるからなあ」「褒めあいっこじゃなかったの?」「その天邪鬼が好きって話だよ」「やっぱり褒めていないじゃないか…」

 何かに急き立てられるように言葉を続けるおれ達。

 おれは気が付き始めている。
 リンの中に、急速に引き込まれる自分に。
 それは光の速さで突き進んでゆく…

 リンはまるでブラックホールだ。
 おれのすべてを吸収して、散り散りにする。
 そして僅かに残った塵のおれは、リンの心の核となる。
 ずっと…ずっとそこに居続けるようにおれは祈る。

 それは、いつまでも溶けない澱のようだ…

「リンの全部が…好き…だよ…」
 リンの胸に抱かれながら、
 夢の中でも君に会える様に、
 祈る…
 おれは、祈り続ける…







「引力」終わり。






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