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2019-11

リュウとメトネのお話 1 - 2009.01.26 Mon

リュウとメトネのお話 1

やっとユエを探し当てたと思ったら、ユエは人間の国の舵取りなんぞを偉そうなツラしてやっていやがる。
血だらけになりながら、本気で俺をその人間から凌ごうと必死になって。
おい、おまえは「魔界の四天王の青き雷」と恐れられていたんじゃねえのか。
なんでそんなか弱い人間に固執する必要がある。
俺は頭を捻る。
あの男は利でしか動かない奴じゃなかったか?
何故、あの神官…エーギルとか言ったな…を命がけで守ろうとする。
「彼を愛している。エーギルを守りたい」
「己の責務、同士、お前を慕う者達すべてを捨てて、そのひとりの人間を選ぶというのか?」
「…そうだ」
「わかった…では…リュウ・エリアードの名の下に、ユエ・イエンリーを魔界から追放する。そしてこの先、10年間の命とする」
「じゅ…う、ねん…そんな駄目だ!ユエ!」
「今すぐここで殺されても誰も咎める者はいない。10年もの時間をおまえらにやろうって言うんだ。文句はなかろう」
「わかった」
「いやだっ!ユエ、私はそんなのは許さない」
「エーギル、お前が口を挟む話じゃない。これは魔界の契約の話だ」
「…だが…それでは…あんまりだ。十年なんて…私の命と交換出来ないのか?」
「…人間の命に何の価値がある」
「エーギル、もういい。あの魔宝をお前の身体に根付いたままにしておいたのは、私が…お前の傍にいたいという想いがあったからだ。それを取り除けば、お前の目が見えることも知っていた…なのに出来なかった。お前に私の本性を見透かさせるのが怖かったからだ。それでも傍に居て欲しいとおまえが望むなら、一日でも十年でも私には充分に嬉しいのだから」
「ユエ…」

…馬鹿か…この恋わずらいの盲目野郎どもが…
十年でも短いのはわかっている。単に嫌がらせだよ。くそっ!
「ああ、わかったよ。おまけでプラス40年にしてやるよ」
「リュウ」
「コレで人間と同じ寿命ぐらいにはなんだろ?もうお前には愛想付かされたから、後は知らない。好きにしろ」
「リュウ…感謝する」
「…但し対価は頂くよ。そいつをね」
俺は先ほどの戦いで流血の中に倒れている人間を指差した。
「や、やめてくれっ!メトネには手を出さないで!たったひとりの私の弟だ!」
「大事なものじゃないと価値というものは意味をなさないものなんですよ。神官どの…」
「…」
「それとも、これ以上の人間の血を流す方を選ぶのかい?この国の長は」

そういうわけで、この人間の国の公主殿はたった今からこのリュウ・エリアードの貢物となった。
リュウとメトネ2

よくよく考えたら、何と言う勝手な話だ!www


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● COMMENT ●

リュウ×メトネ

こんな、いきさつでCPができることもあるんだ。
とりあえず、ユエ達は40年寄り添えるのね・・・10年じゃなくて良かった・・・イラストの2人の目がキレイ

アドさん

本当は十年でも長すぎると思うよ。描写してないけど、この時リュウがやらかした大惨事は、宮廷の半分ぐらいの人間が犠牲になっているって思っていいよ。その根源はユエにあるんだから、ここで生きていくっていうのは相当な覚悟がいると思う。
それにメトネを連れて行くのは、ふたりに対する枷なんだよね。「おまえらふたり幸せになれると思うなよ~」っていうリュウの嫌がらせ。でもまあ、リュウもほださせるの、メトネに。
だってメトネってボケかまし癒し系だから、リュウもあんぐり~ってなるwww
「おま…ホントになんもしらんのかいっ!」

メトネそんななんかー

リュウの大参事こわーい。その人がメトネを連れていくって、残された人達はさぞ心配するでしょう。
なのに、ボケかましなんかーい?
リュウあんぐりって、よみたーい。

根っからのオトメンだからね~

「どうしたらいいの?何すればいいの?…役に立たなくてごめんなさい。あの…ちゃんと頑張るから…なんでもゆっていいよ…メソメソ…」とか、兎に角健気!…言い方変えりゃもの知らず…
素直過ぎてリュウが頭を捻る。「こんな純粋培養に良くユエが手を出さなかったな~」
でも素直だから躾甲斐がある。リュウ好みに染められていくもんね~メトネもちゃんとブラコンから自立していくその過程を書きたいのですよ~


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