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2019-09

君の見た夢 4 - 2008.11.09 Sun

夕食は俺の誕生日パーティって事で、豪華なご馳走で、四人とも満足した。
ユキは昔からの友人のように俺達に馴染んでいた。
驚いたのはユキがお酒が強い事だ。
俺と岬は全く嗜まないが、うわばみの木久地に負けないほど飲む。
それでもさすがに疲れたのか、ため息を繰り返すから、早く休むように促した。

「悪いけど、俺のベッドで寝てもらっていいかな。シーツは代えといたから」
「…それはいいけど…麗乃は?」
「俺は仕事する部屋で寝るから」
「ごめんね、ベッド取っちゃって」
「んな事、気にしなくていいから。ゆっくり寝なさい。今日は疲れたろ」
「ん…なんかさ、岬くんもマコちゃんも楽しいね」
「あいつらバカだから」
「フフ…あのさ、なんかね、初めてって気がしないよね。ねぇ、麗乃。そう思わない?」
「うん」
「なんかさ、昔どっかで俺達会った事あるんじゃないかな…って気がするんだけど」
それは俺も考えた。けどな、どう考えたって、俺の生きてきた過去に全く、一片もおまえの存在は無いんだよ。
「そうだね、どっかで会ってるかもな…もう寝な」
「うん、おやすみ、麗乃」
「おやすみ、ユキ」


「どう、寝た?」
「うん、疲れてるみたいだったし…」
「なんか不思議だな」
「ん?何が、マコちゃん」
「俺さ、けっこう人見知りってか、初めての人はダメな人じゃん」
「うん」
「その俺がだよ、あいつに関しては全く抵抗無かった。これって結構珍しくねぇ?」
「それね、俺も思った。違和感ゼロ!昔から知ってる奴みたい」
「なんか懐かしい感じがするんだよな」
「でも俺の記憶辿ってもなんにも出でこないしな。かすりもしねぇ…おまえらあるか?」
「…これがねぇ、ない」
「だろ?コレって変だと思わねーか?俺達の生きてきた過去にあいつの存在が居なくても、三人ともどっか懐かしいってさ…おかしくねぇか?」
「うん」
「でもな、香月。おまえ嫌だろうけど、あいつの出所調べた方がいいと思う。明日あたりでもちゃんと警察に届けろよ」
「そうだよ。家族の人とか探してるかも知れんじゃん」
「分かってるって。ちゃんと連れてくから」
「…なんかねぇ、おまえ、信用ならねぇ」
「つーか、ユキを監禁してしまいそうな気がしてきた」
「香月ならやりかねないな」
「おいっ!」
「まあ、冗談はさておき、俺ら泊まってくから」
「いっけど、ここで寝てもらうしかないけど」
「ああ、ベッドはかわいいユキくん専用だからね」
「なんとでも言え」
「おい、かわいいからって夜中に襲うなよ」
「おまえらなぁ、俺はケダモノかっ!」
「言えなくは無い」
「右に同じ」
「…好きに言ってくれっ!」
何言われても腹が立たないのは、やっぱりユキに魂持っていかれてしまったからかなぁ。こんなの初めてだから、俺もわかんねぇ。

「取り敢えず、香月麗乃くん、26才おめでとう!」
「おめでとう!」
「ありがとう」
「君の恋が成就するように願いを込めて」
「カンパーイ!」

持つべきものは幼馴染みかな。
俺の26才の日々はこうして始まった。



☆彡ここからちょっと、うpスピードが落ちます。
色々書き直しが大変なんだよね~(~_~;)


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